|
雪が多く寒い日が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。新しい年を迎え、毎年ひとつは新しいチャレンジをしようと思っているのですが、眼科の領域での難病として、加齢性黄斑変性という病気があります。この病気は眼の中の一番大切な場所に、新生血管が生じ、そこから出血を起こすというものです。いままで良い治療法が無かったのですが、光感受性物質を点滴で体の中に入れ、特殊なレーザーで光感受性物質を刺激することにより、眼の中にある新生血管を破壊する治療です。現在、このような最新の治療を当院でも行うか検討中です。ただ、完全に元に戻すという治療ではなく、少しでも視力低下の進行を抑える治療法です。
|
|
|
目薬を2種類以上点眼するとき、5分以上間隔を開けて点眼していただくようにお話ししていますが、これは間をあけずに続けて点眼すると、後にさした目薬で先にさした目薬が洗い流されてしまうためです。点眼した目薬が眼に吸収されるまでにおよそ5分かかるので、点眼する間隔を5分以上あける必要があるのです。また、一回に点眼する量は、1〜2滴で十分です。眼に吸収される容量は決まっているため、1〜2滴以上さしても、無駄になってしまうのです。忙しいとついつい点眼を忘れがちになってしまいますが、使い方を守って正しく点眼しましょう。 |
|