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2・3月号(2005)
雪が多く寒い日が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。新しい年を迎え、毎年ひとつは新しいチャレンジをしようと思っているのですが、眼科の領域での難病として、加齢性黄斑変性という病気があります。この病気は眼の中の一番大切な場所に、新生血管が生じ、そこから出血を起こすというものです。いままで良い治療法が無かったのですが、光感受性物質を点滴で体の中に入れ、特殊なレーザーで光感受性物質を刺激することにより、眼の中にある新生血管を破壊する治療です。現在、このような最新の治療を当院でも行うか検討中です。ただ、完全に元に戻すという治療ではなく、少しでも視力低下の進行を抑える治療法です。
目薬を2種類以上点眼するとき、5分以上間隔を開けて点眼していただくようにお話ししていますが、これは間をあけずに続けて点眼すると、後にさした目薬で先にさした目薬が洗い流されてしまうためです。点眼した目薬が眼に吸収されるまでにおよそ5分かかるので、点眼する間隔を5分以上あける必要があるのです。また、一回に点眼する量は、1〜2滴で十分です。眼に吸収される容量は決まっているため、1〜2滴以上さしても、無駄になってしまうのです。忙しいとついつい点眼を忘れがちになってしまいますが、使い方を守って正しく点眼しましょう。

診察券、保険証をお忘れなくお持ち下さい。
・通常の受診の際
・お薬の処方のみをご希望の時
・眼鏡、コンタクトレンズをお受取の時
・診断書等の記入をご希望の時 など
診察券を提示していただくことは、ご本人確認も兼ねております。紛失された場合は、受付へお申し出ください。再発行致します。また、以前受診したことがあり、何年か前の診察券をお持ちの方は、受付時に保険証と一緒に古い診察券もお出し下さい。
眼科を受診すると特殊な目薬を使い、ひとみ(瞳孔)を開く検査(散瞳検査)をすることがしばしばあります。普段、瞳孔はその場の明るさによって大きくなったり、小さくなったりして、目に入ってくる光の量を調節していますが、薬で瞳孔が大きくなったままだと、明るいところではまぶしくて眼を開けていられなくなったり、焦点を合わせづらく、近くのものがぼやけて見えたりします。特に冬の北海道では雪があり、天気の良い日などは反射で非常にまぶしく感じます。普通の状態でも歩きづらいのに、散瞳しているとなおさらです。しかもこの状態は半日くらい持続します。眼科でこのような検査を受けられる場合は、一人で歩いて帰宅するより、車での送迎や付き添いの方と一緒に受診した方が安心です。

テレビなどのニュースですでに報道されましたが、今年は史上最多のスギ花粉が舞い散るのだそうです。北海道にもその花粉があらゆる手段で運ばれてくる可能性があります。眼がかゆくて涙を流した患者さんが例年以上に増えそうです。外来で行うアレルギーの検査の結果で、一番多い原因はやはり家の中のホコリやダニです。自ら反省しながら心苦しく毎回説明しております。眼科も耳鼻科も呼吸器科も忙しい年になりそうですね。眼科なら、是非とも大橋眼科にご来院下さい。
リニューアルオープンから2ヶ月がたち、店内もだんだんと落ち着いてきました。以前とは広さも明るさもがらりと変わった店内を見て驚かれる患者さんもたくさんいました。ブランドフレームも新たにローデンストックが加わり、さらに品揃えも充実しました。その他、セットメガネを除く一般商品も、先月と同じく合計金額から20%〜30% OFF となります。ソフト・ハードそれぞれのケア用品やメガネケースなどもお買い得になってますので、診察の合間などにお気軽にいらしてください。

まだ雪の残る北海道では本格的な花粉の季節は先ですが、暖かい地方ではもうすでに花粉の季節をむかえているようです。今年はいつもの年よりも花粉が数倍多く飛ぶと予想されているので、花粉によるアレルギーをお持ちの方には辛い季節になると思われます。今回ご紹介するサプリメント・アレルリリースには、天然由来ハーブのガラナ、ネットル(セイヨウイラクサ)、エルダベリー(セイヨウニワトコの実)、ペリラシード(シソの実)などの成分を主原料にし、特殊にブレンドされたアレルギー症にきわめて効果の高いサプリメントです。本格的な花粉の季節をむかえる前から飲み始めることで免疫力を高めアレルギー反応に強い体力の育成を促進します。メガネコーナーにてお気軽にご相談下さい。
札幌は例年を上回る積雪量で、除雪した雪を捨てるところが無く、お困りの方も多いのではないでしょうか。2月に入ると、冬のメインイベント雪祭りがあり、この行事が終わると、春を感じる日が少しづつ増えてきます。天候の良い日も多くなり、ウィンタースポーツを楽しむには、もってこいの季節ですね。春になるまでもうしばらく頑張って、寒い冬を乗り切りましょう。