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8・9月号(2005)
台風が去った後、外は強風が吹いていますが、皆さんお元気のことと思います。6月末にアーチザンレンズ講習会に行って参りました。アーチザンレンズというのは、虹彩の上にレンズをかませて固定するレンズです。日本ではまだ認可になっていませんが、欧米では認可されており、特に高度近視の方でレーザーによる角膜矯正ができない方の近視矯正術の1つとなっております。国内でも20施設くらいで使用が可能です。もう一つの使い方としては、かなり昔に白内障手術を受けて眼の中にレンズが入っていないような方の場合(術後無水晶体眼)にも、以前は眼の中にレンズを縫いつけなければならなかったのですが、虹彩の上にかませるという方法で、比較的眼に対する侵襲が少なく、眼の中にレンズを固定できるのが利点です。現在、使用を考えているところです。

夏休みに入り、学生さんの受診が増えてきていますが、休み中にメガネやコンタクトを作ろうと考えている方もいらっしゃると思います。コンタクトレンズは最近種類も多く、初めて作られる時はどれにすれば良いのか迷われることも多いかと思います。特にソフトコンタクトレンズは最近使い捨てレンズも多くなり、一日の使い捨てのものや2週間の使い捨てのものなど様々です。コンタクトを作るときには眼の状態を検査し現在の眼の状態を確認した上で、ご自分の眼とライフスタイルに合ったものを選ぶのが良いでしょう。

病院を受診する時は、お手数でも保険証と診察券の提示をお願いいたします。保険資格と本人確認も兼ねています。職業の変更や転居などにより保険内容に変更があったり、その予定がある場合は、あらかじめ受付へお申し出下さいますようお願いいたします。病院名変更前、青木眼科の時の診察券をお持ちの方は、古くても受付時に保険証とともにお持ち下さい。
視力検査の器械が新しくなりました。レフラクターRT-2100Lite という器械で、本体に近視、遠視、乱視のレンズをはじめ様々な機能が組み込まれていますので、レンズを探す手間がかからず、短時間でスムーズに検査をすることができます。今までとは違い、患者さんと対面式になっていますので、患者さんの主訴を十分に確認した上で検査を進めることができますので、ご心配な点など遠慮なさらず相談してください。

白内障の手術を先生に勧められていても手術に対する不安感が強く、数年そのまま放置してかなり進行してしまっている患者さんを時折見受けます。白内障の程度は各々違うのですが、手術室の現場で直接たずさわっている私たちスタッフから見ても、かなり進行して核の硬い白内障の場合は、手術に要する時間が平均的に多少長くなっています。最近の手術は傷口をなるべく小さくする方法がとられていて、15分〜20分で終了します。ご自分の白内障の進行具合を、診察時に遠慮なく先生に聞いてみてはいかがでしょうか。
「ルディプロジェクト」 自転車好きの方なら一度は耳にしたことのあるこのブランドが、7月から新たに札幌メガネコンタクト工房に登場しました。一流アスリート御用達のサングラスから、ビジネスシーンでもさりげなくかけられるデザインのものまであります。また度つき対応では、メガネとサングラスのレンズ部分がそれぞれ独立できるものもあり、コンタクトレンズ使用時には度つきのままだと使えないと行った悩みもなくなります。これからますます日差しが強くなるレジャーシーンで活躍すること間違いないと思います。お値段も税別\13,650〜と色々取りそろえておりますので、是非一度お試しにいらしてください。

今回ご紹介するサプリメント「オキュバイト」シリーズは、加齢性眼疾患を予防するためのサプリメントです。以前から発売していた「オキュバイト」をはじめ、さらにビタミン・ミネラルを高用量配合した「オキュバイト プリザービジョン」が新たに発売になりました。また、喫煙者の方のためにβ-カロテンを除き、同じカロテノイドの一種ルテインを配合した「オキュバイト プリザービジョン+ルテイン」もあります。すべてのサプリメントには試供品をご用意していますので、日頃のアイケアに一度試されてみてはいかがでしょうか。
本州は猛暑だそうですが、札幌は過ごしやすく気持ちの良い夏になりました。紫外線を気にしつつも、ついつい外出が多くなります。この時期は海水浴を楽しまれる方もいらっしゃると思いますが、私は何年も行っていません。子供の頃に行った海の思い出といえば、混んでいて水は冷たく、帰りは渋滞、後日水ぶくれ。良い思い出が無いため、二の足を踏んでしまいます。当時は考えてもいませんでしたが、今は小さい頃から日焼け止めがかかせないですね。頭には帽子、眼にはサングラスを追加して、万全の紫外線対策を心がけましょう。