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10・11月号(2005)
10月7日〜10日にわたり、私の母校であります北海道大学医学部眼科の主催による第59回日本臨床眼科学会が札幌で行われます。眼科の中ではもっとも大きな学会で、全国から4000人近い眼科医が集まり、どのように眼疾患を治すかという意見交換がなされます。市民講座もありますので、時間のある方は行ってみるといろいろな情報が得られると思います。市民講座は10月10日月曜日10時より北海道厚生年金会館にて行われます。臨床眼科学会は、年1回開催され、北海道で行われるのは20数年ぶりで今後もしかすると無いかもしれないといわれていますので、成功裏に終えることを祈っております。 臨床眼科学会HP
http://www2.convention.co.jp/2005ringan
ソフトコンタクトレンズの消毒が昔は煮沸消毒が主でしたが、最近はコールド消毒といって薬剤に浸け置きする消毒が主流です。その中でも一本の薬液でレンズの洗浄、消毒、保存のできるタイプが手軽で簡単な消毒方法として多く使われていますが、必要な「レンズのこすり洗い」をされていない方が多いのです。この消毒方法ではこすり洗いをしなければ充分な洗浄消毒効果が得られません。最近は浸け置き時間が10分という短い物も出ましたので、ケア用品は自分のレンズや生活習慣にあったものを選んだ上で、面倒がらずに使い方を守って正しく使いましょう。

暑い夏が過ぎ、少しずつ秋冬が近づいてきています。当院2階エレベータ横にコートかけをご用意しておりますので、ご利用下さい。毎年、お帰りの際にコート等間違えてしまう、帽子をお忘れになるなどありますので、ご利用なさった時はお気をつけ下さい。お忘れものについては、しばらくの間受付にてお預かりしておりますので、お心当たりのある方はお問い合わせ下さい。
患者さんから「検査はあまりしたくない」と言われる事がたまにあります。眼科には視力、眼圧、眼底、その他にたくさんの検査や器械があります。眼の状態は患者さん一人一人違いますし、日々変動しているものですので、前回した検査をもう一度する事もめずらしくはありません。それぞれの眼に合わせた治療を安心して受けていただくためにも、どの検査も重要で必要なものなのですが、急いでいる場合や体の状態が思わしくない場合などは、別の日に予約して検査をすることもできますので、遠慮なくお申し出下さい。

先日、99歳の女性が当院で白内障の手術を受けられました。当院においては最高齢でした。70〜80歳代で白内障の手術を受けられる方が多いのですが、50歳代でまだまだ現役で活躍されている方の手術も最近増えてきました。運転時や字を読むときに、ボヤーとかすんできたり、今まで見えていたものが最近見づらく感じたり、眼が疲れてどうしようもない場合、白内障と診断されることが多いようです。白内障の濁りがとれてから、眼底の病気がみつかって治療が始まった方もおります。また、ほとんどの方が手術を受けて良かったと答えています。
早いものでメガネコーナーがリニューアルオープンしてから1年が経とうとしています。最初は広く感じた店内も、今では色々な商品も増え、それほど広く感じなくなりました。リニューアルオープンしてからもいろいろな変化があり、サングラス用に新たにガラス棚を設置したり、新ブランド「ルディプロジェクト」が登場したり・・・。つい先日も外側に面したガラス棚を、歩行者の方から見えやすいよう低い位置につけ直したばかりです。お値段は5千円均一などの安売り店にはかないませんが、標準プラスチックレンズがついたセットメガネが¥9870〜とお買い得です。その他ブランドフレームなどは合計金額から30%割引等になっておりますので、お気軽にお立ち寄りください。

すっかり肌寒くなってきました。これからどんどん気温が下がり本格的な冬がやってくると風邪などで体調を崩しやすくなります。風邪の予防などに効果的なのがビタミンCではないでしょうか。食品からももちろん摂取できますが、ビタミンCは水溶性であるために、短時間で体外へ排出されてしまいます。そこで今回ご紹介するサプリメント「ブースターC」では、本来は水溶性であるビタミンCに天然の脂肪酸を結合させ、油に溶ける性質を持たせた脂溶性のビタミンCを配合しました。また、その吸収をゆっくりさせる作用のあるアセロラやローズヒップの粉末を配合し、体内での滞留時間をより長くするように処方してありますので、お気軽にお試しにいらしてください。
今年は世界各国で異常気象が起こり、ハリケーンや台風などの被害が多かったですね。秋は静かに過ぎてくれることを祈っています。札幌はすっかり秋めいてきて、朝晩は冷え込むことが多くなりましたので、お体に気を付けてお過ごし下さい。