|
50歳を過ぎて、老眼は出てきておりますし、髪の毛も薄くなって老化を感じる年頃になりました。 数年前より、Anti agingに興味があり、日本抗加齢医学会の会員となりました。 なかなか時間がとれずに、いまだ参加したことはありませんが、会報によると、この20年ほどで、老化に対する考え方が随分変わってきたそうです。 老化を遅らせる方法として現在のところ、二つの正しそうな仮説があります。 その一つは、体が酸化することによって徐々に老化が進んでいくので、その酸化することを抑える作用のある物質、ビタミンEなどの抗酸化物質を取ることによって老化が抑えられるという仮説です。 もう一つは、カロリー摂取を減らすことによって、老化の進行が抑えられるという仮説です。 100歳以上生きている人を見ますと、太っている人はほとんどいないわけで、 腹八分目で食事をしている人が多いようで、カロリー制限 (充分な栄養を取った上で)をすることにより老化が進みにくくなるということが言われております。 動物実験でも、マウス、ハエ、線虫、最近ではサルにおいても30%のカロリーを制限をすることにより、 寿命が1.5倍ほど長くなったという動物実験結果が報告されております。 このカロリー制限をすることによって何が起きているかということですが、血中のインシュリンが低下し、 それに引き続いて、サーチュインという遺伝子が活性化することによって長生きするということが、 遺伝子レベルで証明されたそうです。 (慶應義塾大学医学部眼科教授・坪田一男先生の「長寿遺伝子を鍛える」という本にわかりやすく書かれております。) その逆に、いわゆるメタボ体質が、低カロリー状態と比べると対極にある状態で、 高インシュリン血症でサーチュイン遺伝子が活性化されにくく、老化が早まると最近は考えられているようです。 皆さん食べ過ぎには注意しましょう。
|
|
|
目の前に虫やゴミのような物が飛んで見えたり、雲のような物が浮いて見えたりしたことはないでしょうか。 これは飛蚊症という症状です。 硝子体(眼球の中を満たしている生卵の白身のような透明などろっとした物質)に、 なんらかの原因で濁りができると、その影が網膜に映って目の前に見えるようになります。 これが飛蚊症です。濁りは目の中にあるので、目を動かしても一緒に動きます。 目の奥の網膜に近い部分ある濁りほどはっきり見え、濁りの大きさや量によって見える形や大きさも異なります。 飛蚊症は多くの場合心配はありませんが、特に網膜剥離や眼底出血などの重大な病気が原因で起きている場合もあります。 飛蚊症になったら眼科で診察を受けることをおすすめします。
|
|