バックナンバー

10・11月号(2009)
10月21日から31日までAmerican Academy of Ophthalmology(AAO)でサンフランシスコを訪れてきました。
今回は時間をとって、知り合いの先生方とナパバレーに行ったり、ナパの更に北にあるレディングで釣りにも参加させていただきました。
学会というのは、ひとつには暗い部屋の中で講演を聴きながら情報を得ることもありますが、なかなか国内の学会等で会うことのできない先生方とゆっくりと話をして情報交換をするのにはこのようなレクリエーションもいいものと思っております。
今後も機会がありましたら日本の学会だけでなく、国際学会に参加して人脈を広げて行きたいと思っています。
ナパバレーの写真と釣りの写真です。

今回は11月28日に京王プラザホテル札幌にて札幌眼疾患研究会を行いました。
講師は東京歯科大学の島崎潤教授で、角膜疾患について講演していただきました。また、もう一人は緑内障の権威で永田眼科副院長の松村美代先生に緑内障の講演をしていただきました。
今回で11回目ということで、11年連続で行ってきたわけですが、今までは北大関係の狭い先生方だけに連絡を差し上げて講演会を開いてきましたが、今回は興和創薬の協力を得て、札幌近郊の先生方に連絡を差し上げましたので、40人以上の先生方に参加していただき、盛況の内に講演を終えることができました。
著明な先生方を呼べる良い機会なので、来年も続けていきたいと思っています。
北大の石田晋教授、大野重昭前教授も参加していただき、質問などしていただき、場を盛り上げていただきました。


風に当たると涙が出る、涙がしょっちゅう流れる、涙で視界がぼやけるという症状で困っている方はいらっしゃいませんか?
このような症状は流涙症と呼ばれています。
大きな原因の一つは涙の流れ道が細くなったり詰まったりしていることです。
涙は上まぶたの外側にある涙腺で作られ、瞳の表面を潤した後、上下まぶたにある小さな穴(涙点)から涙小管という細い管を通って涙嚢という袋にたまります。
そして鼻涙管を通って鼻腔へ流れていくのですが、この流れ道が細くなったり詰まったりしていると涙がうまく排泄出来ず、外に流れるようになります。
特に多いのが鼻涙管の閉塞で、鼻涙管は年を取るにつれて段々細くなることもあります。

札幌市では毎年国民健康保険の被保険者証の更新があります。
平成21年11月11日現在、被保険者の世帯に対しては有効期限が
平成22年11月30日までの新しい被保険者証が交付されます。
兵士惠21年11月2日以降に新たに被保険者となる世帯に対しては届出の際に新しい被保険者証が交付されます。
一般被保険者証は「水色」、退職被保険者証は「青色」です。
有効期限が平成21年11月30日までの一般被保険者証「オレンジ色」と
退職被保険者証「黄緑色」については平成21年12月1日以降は無効となりますので、お間違えなくお持ち下さい。
札幌市以外の市町村や社会保険についても、有効期限が切れている場合は、
保険扱いができませんので、一旦実費扱いとなり被保険者証の原本の確認ができ次第保険での扱いに変更となります。
コピーやメモをお持ちになっても実費扱いとなります。
原本をご持参下さいますようお願い致します。


新しい器械、ウエイブフロントアナライザー(波面収差測定器)が入りました。
波面センサーという技術を用いて、光が角膜、水晶体、硝子体を通過する時の収差(理想的な状態からのズレの量)を測定します。
この測定値を、白内障手術の際に移植する眼内レンズの種類を決定する際の参考にしたり、ズレの原因が眼のどの部分に起因しているのかを知るための参考となる大切な検査です。
白内障手術の前には、手術後良好な視力が得られるように、この他にも様々な検査を行います。
そのため少々お時間がかかりますので、ご了承下さい。

最近は使い捨てCLが主流となってきてます。
毎日や2週間ごとに新しいレンズと交換するタイプが人気ですが、
意外と見落とされているのが、レンズケースの汚れです。
レンズを定期的に新しい物と交換し、きちんと手洗いをし、
こすり洗いなどのケアをしっかりしても、レンズケースそのものが汚れていては台無しです。
レンズケースを使わない時は、水できれいに洗いよく乾燥させておくことで、
雑菌などがケースの中に繁殖するのを防げます。
ロート製薬から新しく出た洗浄液は、ボトルのキャップ部分にレンズケースをはめこめる形になっており、ケースの乾燥が簡単にできるようになってます。
2階眼科でCL2箱購入の方に、1階メガネコーナーで500円以上の付属品購入時に1回1枚使える、1年間有効の500円割引券をお渡ししていますので、
1階メガネコーナーで付属品購入の際は、ぜひお役立てください。