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6・7月号(2005)
最近は天気の良いさわやかな初夏の日が続いており、気持ちよく過ごさせてもらっています。先週、横浜で白内障の研究会があり出席しました。夏を思わせるような暑さでした。ついでに、静岡県三島市の実家に帰り両親の顔を見てきましたが、おかげさまで二人とも元気でいるのでほっと致しました。いつもの事ながら、いろいろ愚痴を聞いたり、体に気をつけろとか、食べ過ぎるなとか言われますので、ついイライラして帰って来てしまいます。もう少し大人になりたいものだと思っておりますが、なかなか難しいものですね。
眼科で良くある病気に「ものもらい」があります。これは瞼の縁や裏側に細菌が感染して起こるもので、医学的には麦粒腫といいます。ものもらいには日本各地で様々な呼び方があり、主に関東ではものもらい、秋田、岡山などではホイト、北九州ではめもらい、近畿地方ではめっぱ、めばちこ、めぼなどと呼ばれるようです。北海道ではものもらい、めっぱと呼んでいる方が多いように感じます。そもそもどうして「ものもらい」と呼ばれているのでしょうか。この病気にかかった時に、よその家に行って何かもらって食べると治る、というまじないがあり「ものもらい」はこれに関係した呼び方のようです。

当院を受診の際は、診察券(何年か前に受診している時は青木眼科の診察券)を受付時に保険証と一緒にお出しください。ご住所、お電話番号の変更があった場合は、受付にお申し出ください。受付には当院での落とし物や忘れ物を一定期間お預かりしております。お心当たりのある方は、御連絡ください。
ゴールデンウィークも終わり「視力検査結果のお知らせ」用紙を持参して、外来を受診するお子さんの姿が目立つようになってきました。眼科検診は小学生が1年と4年、中学生は1年のみと毎年医師の診察が受けられるわけではありませんので、毎年行われる視力検査はお子さんの目の状態をチェックするためにも大切です。検査の結果が A や B あっても近視や遠視、乱視などが潜んでいる事もあります。早期発見、早期治療のためにも一度眼科を受診し、詳しい検査を受け、眼の健康管理をしましょう。

団塊の世代が65歳、いわゆる老年世代になるまで、あと数年となりました。当院で患者さんの年代別集計をしたところ、6年前は65歳以上の患者さんの割合は約25%でしたが、昨年度は約36%という結果が出ました。やはり高齢化が進んでいるのでしょうか。実際に、白内障、緑内障、糖尿病性網膜症、加齢黄斑変性症等の高齢者に多い疾患が増えてきております。また、年代別の白内障手術件数では70歳代〜80歳代が一番多いのですが、65歳〜69歳の患者さんが手術件数全体の約14%を占めていることからも、日常生活に不自由を感じたら、早めに明るい生活を選ぶようになってきたのではないでしょうか。65歳とはいえ社会や家庭では皆様元気に活躍されています。高齢化の時代ではありますが、若い方も中年の方も子供も、皆さん眼を大切になさってください。
ついこの前まではポカポカ気持ちよく感じていた日差しも、少しずつですがジリジリした夏の日差しに変化している気がします。そのせいか最近は天気の良い日には「まぶしくて・・」という声も聞きます。そんなちょっとした時、その場ですぐにかけられる、出来合いのサングラスはいかがでしょう?お値段も今なら全品50%OFF の525円〜とお手ごろ価格で取りそろえています。もちろん度付きにできるサングラスもあります。新たにサングラスコーナーも新設し、さらに品揃えも豊富になりました。また、出来合いの商品とは違い、お好きなカラーにすることができますので、お気軽にお立ち寄りください。

私たちが生きていくうえで、必要不可欠な酸素。体内に取り込むと、その一部は活性酸素と呼ばれる物質に変化し、強力なパワーで病原体を殺傷します。しかし、あまりにもその力が強いため、増えすぎると細胞や組織を傷つけてしまうのです。これが酸化で、老化や加齢性眼疾患を引き起こす大きな原因のひとつと言われています。今回ご紹介するサプリメント「オキュバイト」は、活性酸素を抑える働きのあるルテインが含まれています。新しく飲みやすいジェルカプセルになり、さらにルテインを多く含む「オキュバイトプリザービジョン」も発売されました。試供品もご用意してますので、この機会に試されてみてはいかがでしょうか。

札幌でもようやく花壇の花が咲きそろいました。長期予報によると、今年の夏は平年並みの気温と降水量で、昨年の猛暑が懐かしく思えるくらい過ごしやすい夏になりそうです。お出かけのご予定がある方も多いのではないでしょうか。過ごしやすくても日差しは夏のものですから、ご旅行やスポーツには帽子とサングラスをお忘れ無く!