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3・4月号(2007)
2月17日、第4回大橋眼科セミナーを開催致しました。
今回の演者は、横浜南青山アイクリニック 副院長 福本 光樹先生です。
南青山アイクリニックは、慶応大学眼科 坪田教授のグループで、レーシック等の屈折矯正手術を、数多く行っている施設です。
今回は、若い先生に8名程参加していただき、最近の屈折矯正手術という事でお話をしてもらいました。
最近のレーシックの状況、あるいは今後、増加していくであろう老眼手術、多焦点眼内レンズにも話しが及び、新しい事に挑戦していかなければならない若い先生達にとっては、刺激的、且つ有意義な会であったと思います。
写真は2次会での福本先生と私です。

眼の表面は涙の薄い膜で覆われています。この涙の膜は実は3層構造になっていて、一番外側が油層、真ん中が涙液層、内側が粘液層と呼ばれています。油層は脂で、涙の表面を覆い涙液層の蒸発を防ぐ蓋の役割をしています。涙液層は大部分が水分でナトリウムやカリウムなど電解質やタンパク質、酵素などを含み、角膜に栄養を届けたり潤いを与えています。粘液層は涙液層が角膜の表面から流れ落ちないようにする粘液で、ムチンと呼ばれるタンパク質です。
この3層がバランス保っていることによって涙は眼の表面を覆い、守っているのです。
平成19年4月より高額療養費の現物給付化が実施されます。
医療機関での窓口負担を軽減するため、70才未満の方についても事前に社会保険事務所の認定を受ける事により、一医療機関ごとの入院費用の窓口での支払いを、高額療養費における自己負担限度額までとすることが可能となります。

暖冬とはいえ、札幌には例年4m近い降雪量があります。
雪が降ると、辺りが真っ白で、非常にまぶしく見づらく感じられます。
特に白内障等の水晶体の濁りがある場合は、眼の中に入ってくる光が、その濁りにぶつかって、様々な方向に乱反射しますので、日中の強い日差しや夜間、車のヘッドライトがまぶしくなりますので、薄い色の入った眼鏡を使用するか、日差しが少し弱まってから外出するようにした方が良いかもしれません。
また白いものを見たときには、黒い蚊の様な物が点々と飛んでみえることに気づくことがあります。これは白内障でも起こりますが、別の病気が潜んでいる場合もありますので、眼科で詳しい検査を受けることをお勧めします。
やはり高齢化時代なのだと、当院の統計が示しています。全登録患者のうち65歳以上の患者さんの割合が、大橋院長が当院に就任した当時の平成11年度では、全体の25%であったのが、平成18年度では40%を占めるようになりました。
そして、老人性白内障の患者さんの数が増え、今や年間600件以上の白内障手術を行っております。
 当院は、白石区のほぼ中央に位置し、国道12号線沿いなので、最近は他の区、例えば中央区・豊平区・清田区・厚別区方面等、又、市外は江別市・南幌町・夕張市方面等からの受診も増えてまいりましたので、広い駐車場を増やしました。
どうぞ、ご利用下さい。

今年は暖冬の影響で、雪が少なく感じていましたが、気がつけば平年並みの降雪量になっていました。北海道の本格的な春はもう少し先のようですが、花粉の季節はひと足先にやってきそうです。
花粉症の方には、マスクにゴーグルと憂鬱な季節ですが、一階メガネコーナーでは、花粉症対策のゴーグルを色々ご用意しています。本格的に花粉を防止するゴーグルタイプや、サングラスを少し改良したものなど色々取り揃えていますので、花粉症対策のメガネをお捜しの方は、どうぞお気軽に一階メガネコーナーまでいらしてください。
生きていくうえで必要不可欠は酸素。体内に取り込むと、その一部は活性酸素と呼ばれる物質に変化し、強力なパワーで病原体を殺傷します。しかし、あまりにもその力が強いため、増えすぎると細胞や組織を傷つけてしまうのです。これが酸化で、老化や加齢性眼疾患を引き起こす大きな原因のひとつと言われています。ご紹介する「オキュバイト」は、活性酸素をおさえる働きのあるルテインが含まれています。試供品もご用意していますので、お気軽に一階メガネコーナーまでいらしてください。

暦では3月…。春めいてくる季節です。まだまだ寒く春を感じる事が少ない北海道ですが、日を追うごとに日差しが長くなり、一瞬暖かさを感じると春が近づいていることを実感します。
桜の季節が待ち遠しいですね。
この時期は、足元がすべりやすくなりますので、お気をつけてお出掛けください。