涙のう炎とは
何らかの原因で涙の流れが途中で悪くなり涙のうという部分に炎症が起こる病気で、鼻炎や副鼻腔炎など鼻の病気がある人に起こりやすいと考えられます。 ひどくならない限り、外見的にはほとんど異常は見られませんが放っておくと結膜炎や眼瞼縁炎を起こすこともあります。また角膜に傷があると、そこに細菌が感染して角膜潰瘍を起こす危険性もあります。
症状
一般的に両眼いっぺんに起こることは少なく、片眼に起こることがほとんどです。 涙のう炎になると、涙のうにたまった涙があふれて目のほうに逆流するため、涙や目やにが必要以上に出るようになります。また、目頭を指で押すと、膿が出るなどの症状も見られます。
網膜と水晶体(レンズ)との間にある硝子体が年齢による変化で収縮して黄斑部が引っ張られるためであると考えられています。元々加齢に伴うものなので、食事や生活習慣が影響することはないと考えられています。また、目の使い過ぎが原因という事もありません。
予防対策
慢性涙のう炎の治療は手術的なものが多く、急性涙のう炎は薬による早めの処置が必要になるので、早めに医師の診断を受けましょう。