ボトックス治療
従来は、眼瞼痙攣や片側顔面痙攣に対し、筋弛緩剤や抗コリン剤、抗不安剤の内服療法や、 筋肉や神経の部分切除、脳外科手術などが試みられてきました。
これらの疾患に対して、効果が実感できると言えるのがご紹介する、ボトックスによる治療です。
ボトックスはボツリヌスA型毒素を有効成分とするあたらしい薬です。
筋肉に注射することで神経筋伝達を阻害し、筋弛緩作用を持続的にもたらします。
これらの疾患に対して、効果が実感できると言えるのがご紹介する、ボトックスによる治療です。
ボトックスはボツリヌスA型毒素を有効成分とするあたらしい薬です。
筋肉に注射することで神経筋伝達を阻害し、筋弛緩作用を持続的にもたらします。
使用方法
痙攣をおこしている眼輪筋に4−6カ所筋注します。
口輪筋についてもひどい場合には追加注射しています。
5分程度で処置は完了です。
口輪筋についてもひどい場合には追加注射しています。
5分程度で処置は完了です。
効果
効果は2,3日後より現れ、3−6ヶ月持続します。
徐々に神経筋伝達作用が回復し、痙攣が再発してきますので、 数ヶ月後には再注射が必要なことが多いのですが、毎週のように打つ必要はありません。
徐々に神経筋伝達作用が回復し、痙攣が再発してきますので、 数ヶ月後には再注射が必要なことが多いのですが、毎週のように打つ必要はありません。
副作用
11.7%に副作用がみられたとされており、 主なものは閉瞼不全、眼瞼下垂、頭痛、注射部位腫脹、顔面麻痺、兎眼、角膜炎、皮膚炎などです。 効き過ぎでおこるこれらの副作用は一時的であり、徐々に軽快します。
注意点
稀ですが、全身性の筋肉脱力の病気(重症筋無力症、筋萎縮性側索硬化症、ランバート・イートン症候群など) の方は悪化をまねくことがあります。 この薬に対しアレルギーがある方(発疹がでるなど)や妊娠中・授乳中の方、 小児に対しても使用しないようにしています。
また抗菌剤、精神安定剤、パーキンソン病治療薬など内服している方も注意して使用したほうがよいでしょう。
また抗菌剤、精神安定剤、パーキンソン病治療薬など内服している方も注意して使用したほうがよいでしょう。
詳しい内容は医師までお尋ね下さい
ボトックス治療についてご不明な点がありましたら
ご遠慮なくお気軽にご相談下さい。